こんにちは!ファッションデザイナーの江森です。
「スニーカー通勤に合うスーツってどんなスーツ?」
「普通のスーツやジャケットにスニーカーは本当に合うものなの?」
など、最近話題のスニーカー通勤についてこんな疑問を思ったことはありませんか?
スニーカー通勤に適したスニーカーについては他サイトや他ブログでもたくさん紹介されています。
この記事では「スニーカーはわかったけど、どんなスーツやセットアップを選べばいいの?」
というそんな「あなた」のためにスニーカー通勤用スーツ&セットアップの徹底攻略法を解説していきたいと思います。
この記事を最後まで読んでいただけたらあなたは明日から必ず言えます。
「私、スニーカー通勤で絶対に失敗しないので!」と。
スニーカー通勤
私自身、3年ぐらい前からオンオフも含めて日常生活全てをスニーカースタイルですごしています。
私自身の経験から考えるスニーカー通勤スタイルをカッコ良く、そして快適に着こなすためのスーツやセットアップついてご紹介していきます。
まずは、最近よく耳にするスニーカー通勤について簡単に解説していきたいと思います。
1-1.スニーカー通勤プロジェクト
スポーツ庁が2018年3月に「FUN+WALK PROJECT」をテーマにスタートさせたプロジェクト。
日常に取り入れやすい運動として「歩く」に着目し、楽しみながら健康になることを推進していて、その一貫としてビジネスマンに向けスニーカーなど歩きやすい靴で通勤、勤務することを推奨している。
既に定着した「クールビズ」に続いてビジネス社会に「スニーカー通勤」を浸透させることができるか注目されている。
あなたのしてみたいスニーカー通勤スタイルは?
スニーカー通勤スタイルを考える上で、あなたがしてみたいスニーカー通勤スタイルのイメージに近いものをクリックしてみて下さい。
私が考えるあなたへのオススメスタイルをご紹介します。
「白いスニーカーに合わせられるようなスポーティーなセットアップスタイルをしてみたい!」
「黒やグレーのスニーカーに合わせられるようなスポーティーシックなセットアップスタイルをしてみたい!」
「レザースニーカーに合わせられるようなエレガントなスーツスタイルをしてみたい!」
タイプ別、ベストなスニーカー通勤スタイル
スニーカー通勤スタイルを素材のタイプ別に解説していきたいと思います。
3-1・ジャージータイプのスポーティーなセットアップスタイル
白いスニーカーを合わせたスポーティーな通勤スタイルを希望するあなたには、ジャージー素材のセットアップスタイルがオススメです。
イタリアのブランドCIRCORO(チルコロ)1901のジャージーセットアップスーツ
元々、ジャージー素材はスポーツウェア用だったということもあり、スニーカーとの相性は抜群です。
ジャージー素材であれば、ネイビーやブラックなどのダークカラーでも白いスニーカーとのカラーコントラストを違和感なく馴染ませることが可能で、またジャージー素材の伸縮性により着心地も楽チンでスポーティーに着こなすことが出来ます。
3-2・合繊タイプのスポーティーシックなセットアップスタイル
黒やグレーのスニーカーを合わせたスポーティーシックな通勤スタイルを希望するあなたには合繊素材のセットアップスタイルがオススメです。
nanamica(ナナミカ)のポリエステルストレッチセットアップスーツ

合繊素材とはポリエステルやナイロンなどの石油などの原料から人工的に合成される繊維のことを言います。
ポリエステルやナイロンの合繊セットアップは最近人気であり、軽量性とストレッチ性にも優れているのでアクティブに活動するビジネスマンにはピッタリなスタイルになります。
黒やグレーなどのダークなスニーカーを合わせれば全体的にシックにまとまったスニーカー通勤スタイルができあがります。
3-3・ウールストレッチタイプのエレガントなスーツスタイル
レザースニーカーに合わせたエレガントな通勤スタイルを希望するあなたにはウールストレッチ素材のスーツスタイルがオススメです。
LARDINI(ラルディーニ)のウールギャバジンストレッチスーツ

ジャージーや合繊素材だとカジュアルすぎて会社には着て行きにくい場合は、ストレッチ性のあるウール素材であれば違和感なく着用できます。
ブラックやブラウンのレザースニーカーをスタイリングすれば、今までのビジネススーツのエレガントさをキープしつつも適度なスポーティー感もミックスすることができます。
あくまでもベーシックなスーツスタイルの延長でスニーカーを合わせたいあなたには最適なスタイルになります。
スニーカー通勤に適したスーツ&セットアップ
4-1.スニーカー通勤に適したジャケット

私の経験から考えるスニーカー通勤に適したジャケットとパンツについて解説していきたいと思います。
まずはジャケットからですが、スーツにしてもセットアップにしてもジャケットを選ぶ際のポイントは以下の4つになります。
- 着丈の長さ
- 肩パットの有無
- ラペル幅の太さ
- ウエストのシェイプ感
1の着丈の長さについてですが、スニーカーを合わせてジャケットを着こなす上で着丈の長さは重要なポイントです。
スポーティーなイメージを出すためには少し短めなタイプを選ぶほうが良いと思います。
具体的にはお尻が隠れるか隠れないかぐらいの着丈のモノを選べばスポーティーに着こなすことができます。
2の肩パットの有無についてですが、これは明らかにノーパットもしくは薄めのパットが入っているタイプがベストです。
パットが入っているタイプだと肩ラインの直線的でしっかりしたイメージと足元のスニーカーのスポーティー感がミスマッチでバランスが悪くなってしまいます。
その点、ノーパットや薄めのパットタイプはナチュラルな肩ラインを形成できるのでスニーカーのスポーティーさとマッチすることができます。
3のラペル幅の太さについてですが、太すぎるラペルだとクラシックなイメージが強くなりますので注意して下さい。
具体的には7cm~7.5cm、太くても8cmまでのラペル幅であればスニーカーのスポーティー感にもマッチしてきます。
4のウエストのシェイプ感についてですが、最近はスーツやジャケットをタイトなサイズ感で着用することを好む人が多くなっています。
しかし、スニーカーに合わせる場合は程よいゆとりがあるタイプを選んだほうがベストです。ウエストシェイプが強くタイト過ぎるとドレッシーになり過ぎて、スニーカーとのミスマッチ感が出てしまうので注意して下さい。
今まで挙げた4つのポイントをまとめたスニーカースタイルにマッチするジャケットとは「着丈が少し短めでパットが無し、もしくは薄めでラペル幅が適度な太さのナチュラルシェイプ」ということになります。
4-2.スニーカー通勤に適したパンツ

次にスニーカー通勤にマッチするパンツについてですが、パンツはジャケットよりもスニーカーに距離が近く直接触れることになるので非常に重要です。
パンツを選ぶ際のポイントは下記の4つになります。
- テーパードシルエット
- 裾幅の広さ
- 股下の長さ
- ウエストがゴム仕様
1のテーパードシルエットについてですが、これは最近流行のシルエットということもあり多くのパンツが現在このシルエットで販売されています。
テーパードシルエットとは太ももやヒザ、裾にかけて細くなっているシルエットのことで、スニーカーとマッチさせるにはスポーティーなイメージを表現できるテーパードシルエットであることがポイントです。
2の裾幅についてですが、この裾幅の寸法は大変重要になります。
スニーカーと一番近い距離になる部分でもあり、その着こなしのカッコ良さを決定づけることにもなります。
裾幅が適度に細いことによりスニーカーを合わせた時のスポーティー感が演出できることになります。
3の股下の長さについてですが、これも大変重要です。
裾幅が細いので長い股下だと野暮ったくなってしまうので注意して下さい。
具体的にはワンクッションはNG,長くてもノークッションで理想は少し短めに履きこなすことがポイントになります。
4のウエストのゴム仕様についてですが、これは最近の流行でスーツやジャケットに合わせるようなキレイめパンツでもウエストにゴムが入っているタイプが多くなってきています。
ウエスト全面にゴムが入っているというよりもウエストの後ろ部分だけや脇部分だけにゴムが入っていてベルトループも付いているのでベルトを通して履くことも可能なタイプです。
ウエストゴムのメリットとしては、サイズ調整可能という機能的な部分とゴムシャーリングという仕様のスポーティー感がスニーカーとマッチするというファッション感度的な部分の2つがあります。
以上のように今まで挙げた4つのポイントをまとめたスニーカースタイルにマッチするパンツは「テーパードシルエットで裾幅が適度に細く、股下がやや短めでウエストの一部がゴム仕様」と言う事になります。
スニーカー通勤スタイルで注意すべき点

スニーカー通勤スタイルについて詳しく解説してきましたが、カッコ良く着こなすためにはやってはいけない下記の3つのポイントがあります。
5-1.スニーカーの配色使いは多くても2色までにする!
スニーカー通勤であれば、どんなスニーカーを履いてもいいわけではありません。
スポーツスニーカーの様な多配色のタイプやビビットなカラーはスーツやセットアップのキレイめ通勤スタイルにはミスマッチになってしまいます。
通勤スタイルに合わせるスニーカーの色使いは1色もしくは多くても2色使いまでに抑えてシックにまとめることが重要です。
5-2.パンツの裾は長めにクッションさせたりしない!
スニーカー通勤に適したパンツの項でも解説しましたが、股下の長さは大変重要です。
よく街で見かけるのがパンツの裾を長めのワンクッションやツークッションさせてスニーカーを履いているケースですが、これは非常にもったいないことです。裾のクッションが悪い言うわけではなく、スニーカーとの相性の問題なのです。
一般的に革靴などは靴の幅が狭く先端にいくほど細くなる長方形型なので、裾がクッションしても全体が長いためバランスが悪くなりません。
しかし、スニーカーの場合は革靴と比べると幅広のフォルムで先端も丸い形状になっているので、裾をクッションさせてしまうとスニーカー自体の見える分量が少なくなって裾がモタついて見えてしまうのです。
スニーカースタイルでパンツをカッコ良く履きこなすポイントは、裾をノークッションや少し短めにしてスニーカー全体が見えるようにすることなのです。
5-3.裾幅が広いパンツはスニーカーに合わさない!
股下の長さと共に裾幅も重要です。
これもスニーカーに適したパンツの項で解説しましたが、裾幅が広いとスニーカーとのバランスが悪くなってしまいます。
もちろん極端に裾幅が広いワイドパンツなどであれば問題ないのですが、スニーカー通勤用パンツとしては現実的ではありません。
ここで言う裾幅が広いは、あえて言えば19.5cm~22cmぐらいのことになり、中途半端な裾幅を短めに履いてもスポーティー感は全くでない結果になってしまうのです。
まとめ
いかがでしたか?
以上のように今後も浸透していく可能性のあるスニーカー通勤スタイルを完璧に攻略するためにも、この記事を参考にしていただき失敗しない良い買い物をできることを願っています。